インフルエンザ予防について
【感染予防の季節です】
インフルエンザ・コロナの感染対策について
こんにちは。
朝晩の冷え込みが強くなり、いよいよ冬の訪れを感じる季節になりました。
この時期になると毎年心配になるのが「インフルエンザ」と「新型コロナウイルス」の流行です。
訪問看護の現場では、ご利用者様やご家族、そしてスタッフ自身を守るために、日々の感染対策を丁寧に行っています。
今回は、私たちが実践している感染予防のポイントを、ご紹介します。
1. ワクチンで重症化を防ぎましょう
インフルエンザもコロナも、「感染を完全に防ぐ」ことは難しいウイルスです。
ですが、ワクチンを接種することで重症化を防ぐことができます。
* インフルエンザワクチン:毎年型が変わるため、秋〜初冬にかけての接種がおすすめです。
* 新型コロナワクチン:変異株対応の新しいワクチンが随時登場しています。自治体やかかりつけ医の情報を確認しましょう。
高齢の方や持病のある方は特に、早めの接種が安心です。
2. マスク・手指衛生を丁寧に
訪問時、私たちスタッフは常に不織布マスクの着用と手指消毒を徹底しています。
ご家族の皆さまにも、訪問時には以下のご協力をお願いしています。
* マスクを正しく着ける(鼻と口をしっかり覆う)
* 手洗い・アルコール消毒をこまめに行う
* 咳やくしゃみの際はティッシュや肘で口を覆う
小さな習慣ですが、これだけでも感染リスクは大きく下がります。
3. 換気と加湿で空気環境を整える
室内の空気が乾燥していると、ウイルスが空気中に長く漂いやすくなります。
理想の湿度は 40〜60% です。加湿器や濡れタオルを活用して、適度な湿度を保ちましょう。
また、暖房中でも1時間に1回は窓を開けて換気を行うと効果的です。
わずか数分でも空気を入れ替えるだけで、感染リスクを減らすことができます。
4. 日々の体調管理を大切に
体調を崩すと免疫力が下がり、感染しやすくなります。
次のような生活習慣を意識して、ウイルスに負けない体をつくりましょう。
* 栄養バランスの取れた食事(特にたんぱく質とビタミン)
* 睡眠時間をしっかり確保(7時間以上を目安に)
* 軽い運動やストレッチで血流促進
* 室内でも水分補給を忘れずに
スタッフ間でも「体調に少しでも異変を感じたら報告・検査」を徹底しています。
5. 発熱・体調不良があるときは
もしご利用者様やご家族に発熱、咳、喉の痛み、強い倦怠感などの症状がある場合は、
訪問前にステーションへご連絡ください。
症状や状況に応じて、訪問の延期やオンラインでの対応など、柔軟に調整いたします。
無理をせず、早めのご相談が安全につながります。
最後に
感染対策は「完璧に防ぐこと」よりも、「リスクを少しずつ減らしていくこと」が大切です。
一人ひとりの小さな工夫が、ご利用者様やご家族、そして地域全体の安全につながります。
寒い季節も、安心して日常を過ごせるように。
私たちも引き続き、安全・安心な訪問看護を心がけてまいります。
